皆さんは自分のことが好きですか?
特に日本人は謙遜することが美徳・・・というような文化もあり、なかなか声を大にしては自分のことが好き!とは言えないようなところがありますよね。
ただ、あまりにも自己卑下しすぎると体は不調をきたしてしまうこともあります。
特に繊細な方達や、真面目な方達はその傾向にあります。
今日は、自己受容の大切さと私自身がどうやって自分を受け入れていったのかをお話ししたいと思います。
Contents
繊細さん、自己受容できてますか?
空気を読みすぎて、自分が分からなくなる
繊細な方達は、周りの空気に敏感です。何も言わずともその場の雰囲気を人一倍感じることができます。
よく言えば観察力が高く、共感力も高い。しかし、悪く言えば自分の意見が全くないのと一緒です。
初めは自分が言いたいけれど言えない・・・というような違和感があると思います。
しかし、それに慣れてしまって自分の気持ちに蓋をすることが当たり前になってしまった時、自分の本当の気持ちが分からなくなってしまいます。
一番怖いことは、自分がそれに気づいていないことです。
そもそも自己受容できていないことにも気づかない
まず、自分を下にして話をすることが当たり前なので、自分には価値がない、というところからスタートしている人もいると思います。
私自身もずっと私の価値が分からず生きてきました。
私は何もできないから、人に嫌われないように、社会に入れるように、たくさんの努力をしなければならない・・・
しかし、当たり前ですが、大人になってから面と向かって褒めてくれる人なんてそんなにいませんし、いたとしても、自分が素直にそれを受け止められないので、その言葉さえも疑ってしまうのです。
ずっと私自身悩んでいました。なぜ、私はこんなにも何をやっても満足しないのだろう・・・
相手の善意を上手く受け取れないのだろう・・・
そしてこんな風にひねくれている自分が嫌いだ・・・悪い方にどんどんいってしまいます。
頑張り屋さんは鬱になりやすい
自信がないので、たくさん努力します。
努力しても努力しても、頑張り屋さんは満足しないのです。どこまで頑張ればいいか分からないのです。
それを楽しんでやっているのなら、それはもはや自分で頑張っている、という認識はそこまでないのだと思います。
しかし、やらなければならないことを頑張っていると、人には迷惑をかけられないから、私は最低限のことはできるようにならないといけない。自分のことは、自分でどうにかしなければならない。これは苦手なことだけれども、相談せずに私がやり遂げなければならない・・・
そして誰にも相談できず、しかも、自分が頑張って頑張ってやったことが評価されず、しまいには、それを得意な人も出てきてあっという間に自分よりもいいものを作り上げてしまった日にはまた自信喪失です。
人には向き不向きがあります。
基本的に頼ることは悪いことだと思っているので、人を頼れず、自分だけで抱え込み、鬱になりやすいのです。
どうすれば自分を大事にできる?<対策>
上記のようなことから、自己受容ができていなければ、自分は何のために生きているのか分からず、しまいには心を病んでしまいます。
そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?
自己受容の意味をしっかり知る
自己受容というのは、自己肯定感と意味が違います。
自己肯定感は”自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語”という風に紹介されています。
変わって自己受容は、”その人が置かれている現実の状況を受け入れること”と紹介されています。
私は、これをみて自己肯定とは〇〇したから私はすごい!ということで、自己受容はいいも悪いもありのままを受け止めることだと解釈しました。
本来真面目である私には、〇〇したからすごい!と思うには、どこまですればそう思って良いのか分からなかったのです。
それに変わって自己受容は、もはや自分が社会的にできない人に見えても、そんな自分も受け止めてあげることだと思いました。
条件をつけずに、ありのまま自分を受け止めることが自己受容だと思います。
本で学ぶ、そして実践
では、ありのままの自分を受け止めるとはどうやってやればいいのか。
こんな時は比較してみることが一番だと思いました。他人と比較することはあまりよくないのかもしれませんが、他人の基準を知らないと、自分がどの程度自分に厳しくしていたのか客観的に知ることはできません。
友人と自己受容の話などする人は少ないと思います。
私は、どれだけ頑張っても自分に満足できませんでした。もっと自信をつけたい!と思い本を探していたところ、”自己受容”という言葉を知りました。
読んでみて最初の感想は、人ってそんなことで満足して、自分を受け入れていいんだ・・・ということでした。
以前の私は酷いですが仕事ができない人が正直理解できませんでした。
どうしてもっと努力してできるようにならないのか・・と。
しかし、その人達はただ私ができることが苦手なだけであって、思い返してみれば、お菓子作りや絵を書いたりなど、私ができないことをたくさんできていました。
そしてその人達はそんな自分を無意識にちゃんと愛してあげてたのだと思います。
一度本を読んだくらいでは今までの凝り固まった思考はなかなか拭えません。
初めは戸惑うと思います。しかし、今まで条件付きで自分の評価をしていた自分に、まずは寄り添ってあげてください。
不思議なことで、自分に優しくできると自然と相手にも優しくなれるのです。
たくさん学び、実践してみてください。
自分を大切な友人だと思って
自分自身だと優しくしてあげれなくとも、友人には優しくしてあげられる人もいると思います。
もしも、友達が必要以上に自分のことを卑下していたら・・・価値がない、生きることが辛いと言っていたら・・・あなたなら何と声をかけてあげますか?
おそらく、もっと頑張ったら報われますよ、とは言わないと思います。
そんなことはないよ、あなたはいつも一生懸命頑張っている、私はそれを知っているよ、と励ましの言葉を送ると思います。
実際に手紙を書いてみてもいいかもしれません。
そして読み返してあげてください。そこにはたくさんの愛のある言葉が書かれていると思います。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
私自身まだまだですが、ようやく自分のことを好きになることができ始めてきました。
そしてそれはやはり本による力と、自分を客観的にみる力がついたからだと思います。
全て本のようにはいかないとは思います。しかし、私は読書をすると視野が広がることは事実だと思います。
精神的に強い人は自己受容が自然とできています。
皆さんも、できれば時間をとって自分をいたわる時間というものを作ってみてはいかがでしょうか?
今回の記事が参考になれば幸いです。