HSP 繊細すぎる?と思った時にオススメの本 対処法もお伝えします

皆さんはHSPという性質を知っていますか?

世の中にはとても敏感で、繊細な心の持ち主がいます。そういう方のことをHSPと言います。割合的には5人に1人なので、きっとあなたの周りにもそういう方がいらっしゃるのではないでしょうか?

HSPは、70%が内向的なので、ほぼほぼ内向的な方が多いと思います。

しかし、30%は外向的で、一見HSPに見えない方もいます。

また、繊細なのに刺激を求めるHSPという方もいます。(HSS型HSP)

 

今回は、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』という本を紹介しようと思います。

こちらは、デンマークで多くのHSPをカウンセリングし、自身もHSPである方が書いている本です。

 

この本は、以下の方にオススメです。

☑️以前より、『自分が人より気にしすぎな性格だな』と思っていた方

☑️パートナーや周りの人で『気にしすぎな人がいる』と思う方

☑️自身がHSPだと既に気付いており、対処法を知りたい方

 

この本の初めにはHSPのセルフチェックもついています。

私の前回の記事にもネットのセルフチェックをのせてありますので、気になる方はチェックしてみてください。

空 太陽
HSS型HSP <セルフチェック付き>最近よく”HSP”という言葉を聞くようになりました。 私自身、この言葉をつい最近知りました。テレビでも取り上げられたことがあるみた...

HSPの問題点

自分自身に高度な要求をしてしまう

HSPの方は、自分に非常に高い自身のルールを課していることがあります。失敗をしてはならない、100%のベストどころか120%の力を出さなければならない、などです。

完璧主義になってしまうので、『ほどほどで大丈夫』『ここまでやればいい』と線引きをできません。

それはなぜか、というと自尊心が低いからです。自尊心は自分の価値を信じる心です。

自分には価値がないから、自分が頑張って価値がある人間にならなければ、人は一緒には居てくれない、と思ってしまうのです。

罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう

HSPの方は自分の力ではどうしようもないことにまで罪悪感を抱くことがあります。

天気や幼い頃の家庭環境なんて自分ではどうしようもないことですよね。ましてや幼い頃なんて両親が基準の全てで、過ちを犯す、なんて考えたこともない人もいると思います。

また、”自分に根本的な欠陥がある”という感情を抱く羞恥心をなかなか拭えません。

罪悪感は原因となる事柄がはっきりと分かっていますが、羞恥心は何が原因なのか分からず、言葉ではなかなか言い表せないのに、恥を感じてしまいます。

例えば、元々一人で家の中で遊ぶことが好きな子供が、『元気な子はみんなで外で遊ぶものだ』という価値観を押し付けられたりすると、その子は自分が部屋で一人でいることはおかしいことなんだ、と思い、一人でいることを恥じるようになるかもしれません。

恐怖心を感じやすい・怒りを上手く出せない

HSPの方は、他の方よりも恐怖心を感じやすい傾向にあります。想像力が豊かで、独創的に物事を思い浮かべる能力に長けているからです。

ある程度の恐怖心は人間にとって必要ですが、恐怖心を感じやすすぎると、将来に不安を感じてネガティブに考えすぎ、鬱になってしまったりします。

また、共感力が高く繊細なので、怒りというものを好みません。

攻撃されることに弱いと思われがちですが、そもそも単に『喧嘩したい』という感情を持ち合わせていないだけのことが多いそうです。

誠実で思慮深いので、諍いが苦手なのです。

もっと生きやすくなるためには

ありのままを愛する

HSPの方にとって自尊心をあげる、すなわち何もせずとも自分は愛される存在なのだ、という意識を持つことが大事だと思います。

今現在はきっと

・〜できないから迷惑をかけているだろう

・〜できないから愛されないのだろう

・〜できないから私といても楽しくないだろう

などできないことや、持っていないことに目を向ける方も多いと思います。

しかし、そんなことはありません。相手に何か提供できなかったとして、あなたの価値が下がるわけではありません。

まずは、自分が自分自身を愛しましょう。

繊細すぎるが故にいろいろ傷ついてきたこともあると思います。でも今日まで一生懸命一緒に生きてくれている自分に感謝しましょう。大事にしましょう。

ハードルをあげすぎない

HSPの方は頑張りすぎる傾向にあるので、あまり自分に厳しくし過ぎないようにすることが大切です。際限なくハードルをあげてしまうので、自分の中で肩の抜き方の練習をした方がいいと思います。

少しくらい怠けよう、くらいがちょうどいいのではないか、と思います。

そのくらい努力をしている人たちだと私は思っています。

今度努力をするのなら、肩の抜き方を練習する努力をしましょう。

過剰に責任を感じない

HSPの方は、自分にはどうしようもないことまで過剰に責任を感じてしまいます。

自分がどうにかできたことと、どうにもならなかったことの区別をつけましょう。

また、時として、謝ることをやめて罪悪感と共に生きた方が良い時もあります。

罪悪感は、”無力感と悲しみから自分を守るために抱くもの”という考えもあります。

『私は、両親が望む未来とは違う未来を選んだ、それに対して罪悪感はあるけれども、これは私が自分の気持ちに正直に生きたが故の代償なんだ』

そう捉えることで、楽に生きていくこともできます。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。

読んでいて思ったことは、高度なHSPの方は生きていくのが大変だっただろうな、ということです。

私は、この性質を悲観するのではなく、自分はこういう性質だから自分や世の中と上手く向き合っていかなければすごく自分を消耗する、ということを理解することが大切だと思います。

外向的な人が重宝される世の中で、内向的な人は傷ついたこともあると思います。

最近になって、このような性質は個々違うのだ、感じ方は人それぞれなんだ、ということが世に出回ってきて本当に嬉しく思います。

私自身小さな頃から思い続けた違和感はやはり間違いではなかったのだと、そう思うことで救われました。

また、少数派ではあれど、自分と同じように感じる人間もいると思うと心強いですよね。

今回の記事がお役に立てれば幸いです。

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