今回は「ネガティブな気持ちが出てきたときにしてみるといいこと」を記事にしたいと思います。
必要以上に負の感情を恐れて避ける必要はないけれど切り替えることは大事。
今回はすぐに行えるやり方と時間をとってやるやり方と二つご紹介します。
感覚に集中する
まず一つ目のおすすめの方法は「自分の今の感覚に集中する」です。
人は「考えること」と「感じること」は同時にすることは難しいように思います。
例えば「昨日の失敗を考えモヤモヤしながらご飯を食べてもご飯の味がいまひとつ分からない」というような感じですね。
だからこそネガティブな感情を引きずってしまい切り替えが上手にできていないな、というときは今行っていることに五感を集中させてみる癖をつけてみるといいと思います。
食事中ならまず目で料理を見て、器やお箸をもった感覚を感じて、口に入れたときの味を感じる。一度してみると分かると思うのですが、何か違うことを考えながらこの一連の流れを行うことは難しいと思います。
その一瞬、今まで抱えていたものが消えるか、もしくは少し和らいでいるはずです。
この日常の一つ一つの動作をただ目の前にある現象を感じる、という感覚で行ってみると頭でいろいろ考えていたことがすっと消えたりします。
何か動作を起こしていなかったとしても、自分の手で自分の腕や足、周りにあるものに触れたり、座っているなら椅子との感触に集中してみるなどもオススメです。そして「冷たいな」「柔らかいな」など感じてみてください。
背中や腿の裏など、自分自身の体のあまり触れないところに触ってみると不思議な感覚になりますよ^^
これは準備しなくても自分自身ですぐに行える方法なので、モヤモヤや不安を切り替えたい際にはぜひ取り入れて見てください。
紙に書き出す
もう一つは「不安や心配、イライラしたできごとなどを紙に書き出す」方法です。
以前の記事でも触れましたが心配事の9割は起こりません。実は自分が勝手に不安になったり、イライラしたりしている場合も多いんです。
ですのでまずは
「起こってしまっているから対処すべき事案」なのか、それとも
「まだ起こっていないことを心配している」のか
紙に書き出して思考を整理することをオススメします。
この「心配事の9割は起こらない」という研究をしたペンシルベニア大学の研究チームは
「心配事をきちんと認識できている時は心配は治療されるが、放置しておくとそのまま維持される」
と考察しています。
それはこの研究をするにあたり「紙に書き出すことによって心配事が現実化しなかったことを記録をとって確認」したことで、全般性不安障害の傾向が減少していたからなんですね。
確かに私たちは目に見えないからこそ頭の中で想像を膨らまし不安を増幅させているような気がします。
だからこそ、きちんと「起こっている事実なのか」「空想の話なのか」を見える化し、自身で変えられるものと現在考えるべきではないことを分けて考えられることが必要ですよね^^
ぜひ、切り替えの方法として上記を参考にしてみてください。