あなたは腸活とは何か具体的に知っていますか?
腸は第二の脳と言われるくらい大事な器官です!
便秘や下痢にお悩みの方はもちろん、美肌になりたい、病気になりにくい体を作りたい、という方はぜひ腸活をしてみてください。
今回はなぜ腸活が大事で、どのようなメリットがあるのか、ということを具体的にお話しようと思います。
ぜひ参考にされてください。
Contents
腸活とは
腸活とは、食事や運動、腸のマッサージなどを通して腸内環境を整えることです。腸内の菌を整えて健やかな体にすることで様々なメリットがあります。
また、腸内にはたくさんの菌が存在しており、それが顕微鏡で覗いた時にお花畑に見えたことから「腸内フローラ」と呼ばれています。
腸内には主に3つの菌が存在しており、
・腸の働きを整えてくれる善玉菌
・腸内の腐敗を進める悪玉菌
・健康な状態の時は無害だが、どちらかに偏った時多い方に加担して働く日和見菌
というものが存在しています。
腸の役割
小腸の働き
小腸は食べ物の消化吸収を行います。吸収された栄養は血液によって全身に運ばれます。小腸での消化吸収は全体の9割です。
免疫細胞の生成も7割は小腸で行われています。有害物質やがん細胞などは腸粘膜から最も侵入しやすいと言われています。
また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの9割が小腸で生成・分泌されています。
大腸の働き
大腸は水分の吸収と便の形成を行っています。
便の正体の8割は水分です。その他は食べカスや生きた腸内細菌や剥がれた腸粘膜です。
小腸で栄養を吸収し大腸に届くときには、水分がたくさん含まれた液状の状態で届きます。
便秘の原因は、腸の動き(ぜん動運動)が悪いとその場に留まり続ける時間が長く、水分を絞り取られてしまうためコロコロの状態で外に排泄されてしまうということです。
逆に下痢は刺激などで腸の動きが早くなり、水分を吸収する前に外に排泄されてしまうので水分が多い状態で出てくるというわけです。
腸活のメリット
美肌・ダイエットに効果的
肌や髪というものは生命維持にそれほど必要ではないため、栄養が行き届くのが最後になってしまいます。
腸内フローラが整っていると腸の動きが良くなります。すると代謝が上がり、肌細胞にまで十分栄養が行き渡ります。
また、代謝が良くなることにより老化スピードも遅くなり、美肌・ダイエットにもつながるのです。
健康体になる
悪玉菌が多い腸内環境というのは病気の原因になるとされています。
日和見菌を味方につけ善玉菌が増えると、腸内フローラが整い、病気になりにくい体になります。また善玉菌は老化防止にも働きます。
さらに小腸では免疫細胞の生成もされています。腸が元気であれば、細菌や炎症から体を守り健康な体を作ってくれるのです。
精神面でも安定する
小腸では幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの生成・分泌がされています。
セロトニンとは調整の役割をする神経伝達物質で、体のリズムを整えたり、睡眠の質をよくしたり、食欲の制御など私たちの体内で様々な役割をしてくれます。
またリラックス感や安心感も与えてくれるので、腸内環境が整っていることで精神面でも安定するのです。
美腸になるために大事なこと5つ
敵を入れない
腸内環境を整えるためにまず一番必要なことは、腸内細菌の敵となるものは入れない、ということです。
腸内細菌の敵は
・食品添加物
・精製された白砂糖、小麦粉
・農薬
・抗生剤などの薬
・酸化した油
などがあります。これらをできるだけ体内に入れないことが大切です。
入れないということは土台を整えること。土台の整っていない腸は汚い状態なので、良いものをいくら入れたところで効果が薄くなってしまいます。
出す
できるだけ敵となるものを入れないようにしたら、次は「出す」ことが大事になってきます。以前は排便回数が1日に平均3回以上と言われていましたが、現在では1日1回に低下しています。
排便回数が減った原因としては
・食物繊維の摂取量の低下
・食品添加物の増加
・運動量の低下
などがあげられます。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、便秘の方にオススメなのは水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維とは簡単に言えば海藻やネバネバ系の食材です。
ネバネバで健康的な食材の代表である納豆は、そのまま手軽に摂取することができる食材ですのでぜひ取り入れてみてください。
これらのことに注意しながら定期的に排便が行われる体になると、腸の土台が整ってきます。
菌を入れる
腸の土台が整ってきたら、今度は腸内細菌をよくする菌を入れましょう。善玉菌を含む食品は味噌や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品です。意識してできるだけ摂取しましょう。
菌を増やす
善玉菌を入れたら今度は増やす段階です。善玉菌を増やすためにオリゴ糖を摂取しましょう。
オリゴ糖は善玉菌のエサになってくれて、善玉菌を増やす役割があります。
オリゴ糖が含まれている食材は、ハチミツやきなこ、バナナなどです。
キープする
腸というのは水にプカプカと浮き、筋肉で支え、守られている状態です。そのため、支え守ってくれる筋肉を鍛えることが大事になってきます。
まとめ
いかがでしたか?腸をきれいにするということは
・美肌やエイジングケアの効果も期待される
・代謝が上がりダイエットや老化防止にもなる
・免疫力が上がり、病気になりにくい体になる
・心が安定し、心身ともに健やかになる
などたくさんのメリットがあります。
そのためには不必要なものは控える努力をし、腸内環境にいい食材を積極的に取り入れることが大事ですね。
ぜひ皆さんも腸内環境を整え、健やかな体を作ってください。