「叶えたい理想はあるのだけれど、何から手をつけていいか分からないな…」
そんな風に思ったことはありませんか?
私も漠然とした思いだけで「目標を持って行動をしよう!」と実践したことがありますが、長続きしませんでした。
今なら分かりますが、漠然と立てた目標を見切り発車で始めると
具体的に何をすればいいのかが分からず、達成することが難しいんですね。
今回はそんなあなたのために
SMARTの法則を使った目標の立て方から、スケジュールに落とし込みタスクにするまでを一つ一つ順を追って解説してみました。
今回の記事を上から順にやっていただくことで、今まで目標を立てて行動に落とし込むことが苦手だったあなたも何から始めていいのかが分かると思います。
そして、日々のタスクをこなし継続することで
あなたが今思い描いている未来を叶えることができます。
必ず成功する方法というのをお伝えすることは難しいですが、絶対に失敗する方法は分かります。
それは行動を継続しないことです。
目標があることによって、何をすればいいか、どこを目指して行動をすればいいかも明確になります。
行動しさえすれば、あなたも必ず理想の未来に近づいています。
ぜひ、あなたも今回の記事を参考にしながら目標を立て、行動に移してみてください。
Contents
目標達成するには?
まずは目的を明確にする
目標を立てるために大事なこと。
その準備段階として自分がその目標を立てた後にどのようになっていたいか、の目的を立てましょう。
漠然とした、大きな未来ですね。
・何のためにこの目標に向かって行動を移すのか
・この目標を達成した後には自分にはどんなことが待っているのか
「そんな心持ちなんていいから、早く具体的な方法論をスケジュールに落とし込みたい!」
そんな衝動に駆られるかもしれませんが、目的を立てることは行動をする上でとても大切なことです。
ぜひこれは飛ばさずにしっかりと考えてみてください。
なぜ目的を立てるのか
目標を立てる前段階の目的を考えることは自分の行動の原動力になりますし、これを考えておくことによって目標を達成した後の満足度も違います。
もしもこれがしっかりとした目的がなく、ただ「必要だから」「周りがしているから」という理由で目標に向かって行動を起こしていたとしたら、仮に目標を達成できたとしても満足感というものは得られない可能性が高いです。
逆に「そこに費やしていた時間は何のためだったのだろう?」とさえ思えてくるかもしれません。
また、目標に向かって行動を起こすというのは「自分がどれだけモチベーションを保てるか」ということでもあります。
必ずと言っていいほど、どんな人にも
「もう辞めたいな、辞めてしまおうかな」
「面倒臭いな」
そんな風に思う時がくるはず。
そんな時も目的をしっかりと掲げておけば
「自分はこういう未来を達成するために今を頑張っているんだった!」
と何のために今行動を起こしているのかを見失わずにモチベーションを保つことができます。
目的と目標の違い
・目的…最終的に成し遂げたい事柄
・目標…目的達成のための指標
目的とは、最終的に「どのようになっていたいか」という在り方になります。
一方で目標とは、その目的に到達するために立てるものになるので、目的は長期的なもの、目標は短期的なものになります。
例えば「ダイエットして痩せたい!」と思ったとして、その目的として挙げるならば
・痩せてもっとファッションを楽しみたい!
・痩せてもっと健康的になりたい!
・痩せてモテたい!
などが目的として当てはまります。痩せたあとどうなりたいか、ですね。
そして目的がはっきりしたらその上で
・痩せるために毎日3分腹筋をする
・痩せるために毎日一駅歩いて帰る
・痩せるために食事管理をして記録する
などが目標として立てられるわけです。
・目標を立てて行動に移すには、まずは何よりも目的を明確にすることが大事
・目的とは未来自分がどうなっていたいかという自分の在り方、目標とはその在り方に到達するために立てる指標
・目的を立てることによって「自分が何のために今行動しているのか」ということを意識しやすくなり、モチベーション維持につながる。また、何となく始めた時と目的がはっきりしている時とでは、目標達成時の満足度が違ってくる。
目標を立ててみよう
SMARTの法則
SMARTの法則とは、5つの基準に沿って立てる目標設定の手法になります。
・Specific(具体的な):目標が具体的か
・Measurable(測定可能な):目標の達成度を測れるか
・Achievable(実現可能な):頑張れば達成できそうな目標か
・Relevant(関連した):達成した先に自分の理想があるか
・Time-bound(期限を定めた):期限が設定されている目標か
目標を立てる際にこの5つのポイントが全て入った目標を立てるといいと言われています。
例を挙げると、先程の「ダイエットをして痩せる」と言う目標は少し抽象的なので、「8月までに5キロ痩せる」などそこからもう少し掘り下げた目標を立ててあげるとスケジュールに落とし込みやすいです。
そしてこの目標はSMARTの法則に当てはまっている目標になるので、行動に落とし込みやすい目標でもあるわけですね。
・S(目標が具体的か):夏までに痩せる、など抽象的ではない
・M(目標の達成度を測れるか):現在1キロ減など、達成の進捗度が分かる
・A(頑張れば達成できそうな目標か):8月までにー30キロ!など無理な目標ではない
・R(達成した先に自分の理想があるか):達成することによってファッションを楽しめる
・T(期限が設定されている目標か):8月と具体的に設定されている
現在地を把握しよう
ではSMARTの法則に沿った、実現可能な目標が立てられたら次は自分の現状を把握しましょう。
自分の現在地を理解することによって、目標を達成するためにやるべきことが明確になってきます。
上記の「8月までにー5キロ痩せる」としたら、
・自分の体の傾向を知る(基礎代謝量・水分量・筋肉量など)
・現在の食生活はどのようになっているか
・現在の運動量はどのくらいか
・時間はどのくらい確保できるか
などが考えられるかもしれません。
ここではただ淡々と現状を把握すればいいので、今までのできていなかった自分を否定しないでくださいね。
また、自分で現状を頭だけではなく紙などに書き出してきちんと表面化することで
客観的に自分のことを見つめることができ、新しい気付きがあるかもしれません。
その「気付き」こそ目標達成への第一歩なので、まずは冷静に現在の状況を見つめてみてください。
目標達成できる方法を思いつく限り書き出す
目的を明確にし、SMARTの法則に沿った具体的な目標を立て現状を把握したその後は、色々なツールを使って目標達成ができる方法を書き出してみましょう。
情報というのはあちこちに転がっています。やり方も一つではありません。
まずはネットで検索してみるのもいいと思います。
SNS等を使って自分の理想を叶えている人のマネをしてみるのもいいですね。あとは身近にいる人で目標を達成したことがある人がいれば聞いてみるのもいいと思います。
(例)8月までにー5キロ痩せる
・無酸素運動→有酸素運動で効率良く痩せるため〇〇を取り入れる
・摂取カロリーと消費カロリーを計算した食事管理をするため〇〇というアプリで管理する
・「ながら」でできる運動を隙間時間にする(具体的に〇〇の時〇〇する)
・…
・…
・…
自分でできそうなものやいいなと思うものは人それぞれ違うと思うので、ご自分に合った方法を思いつく限り描いてみてください。
ダイエット一つとっても「毎日体重計に乗り記録する」を推奨している人もいれば、メンタル的なことを考えて、一喜一憂しないように1週間に1回でいいという人もいます。
色々な情報が溢れている中で情報を取捨選択することは難しいと思いますが、ぜひ自分が取り入れてみたいと思った方法を探してみてください。
ちなみに私の場合は、「真似してみたいな」と思えた人のやり方を全て真似してみること。
そのためやり方を集めることに注力するよりは、発信しているその「人」を見て、どれだけ実行して成果をあげているかを見ているように思います。
あとは自分の傾向が斜に構えてみる癖とマイペースでコツコツ積み上げる行動癖なので、
感覚やノリを大切にしているものよりは、より現実的で結果はゆっくりでも無理なく続けられそうなものを選びがちです。
優先順位をつける
自分が思いつく限りの方法を書き出したら、今度は優先順位をつけていきます。
これは、時間は有限なので、まず何から取り掛かるべきかを整理するためです。
3段階、もしくは5段階で優先順位をつけましょう。
(例)8月までにー5キロ痩せる
・無酸素運動→有酸素運動で効率良く痩せるため〇〇を取り入れる(★★★)
・摂取カロリーと消費カロリーを計算した食事管理をするため〇〇というアプリで管理する(★★★)
・「ながら」でできる運動を隙間時間にする(具体的に〇〇の時〇〇する)(★★)
・…(★)
・…(★★)
・…(★★★)
限られた時間の中でどれかしか選べない時があったり、また最低でもこれは続けるべきこと、というものが出てくると思います。
まずはその、優先順位の高いものから手をつけていきましょう。
優先順位を元にスケジュールに落とし込む
では、最後に目標の期日から逆算してスケジュールに落とし込んでいきましょう。
今が1月だとして目標達成が8月だとしたら、優先順位を元に今月はまずこれに取り掛かろう、というように目標を落とし込んでいきます。
目標達成のために今月すべきタスクが立てられたら次は週間のタスク、その次は1日のタスクをたてます。
いかがでしょうか?
事細かに道のりをスケジューリングすることは大変な作業のように思えますが、ここまで細かく設定をしたら何だか達成できそうな気がしてきませんか?
続けられない原因の一つとして、目標がうまく立てられずに何をしていいか分からずに挫折する、ということがあげられます。
今回の方法を上から順に実践してもらうことで、より現実的な目的達成のための計画が立てられたのではないか?と思います。
あとは、途中で進捗状況を確認することを忘れないようにしましょう。
行動に移しているのに思うように結果が得られない時は、どこかを改善する必要があるはず。
という、PDCAサイクルを回すことも忘れずに。
・まずは目的を立てることが大事
・目標はSMARTの法則を使って立てるといい
・現状を把握して、その目標を達成するためには何が必要なのかを理解する
・目標達成するための方法を思いつく限り書き出す
・優先順位をつけ、優先度の高いものからスケジュールに落とし込んでいく
・PDCAサイクルを回す
ぜひ効果的な目標を立てて、あなたの目的を達成してくださいね。