心を整える最短ルートは“身体感覚”。ピラティスで自分を感じる力を取り戻す
本日もピラティス記録を残したいと思います。
昨日は週1回のピラティスの日でした。
寒くなってきたせいもあるのか、行く前は毎度「ちょっと面倒くさいな」という気持ちがポッと出てきます。
でも、行った後は必ず「行ってよかったな」と思えることを分かっているため、気力を振り絞って参加しました。
まずは体を動かしやすくするために入念にストレッチ。
私は下半身、特に腿裏が硬く、内腿の筋肉も弱いです。なので、そこを伸ばすストレッチは少しキツイ。
足をピンと伸ばしているつもりでも「もっと足を伸ばしましょう」と言われるので、自覚はありませんがまだまだ真っ直ぐに伸ばせていないようです。
ストレッチの後はエクササイズに入り、自分の体をいっぱい使いました。
最後は手も足もプルプル。今日一日やり終えた達成感も感じることができました。
自宅に帰ってから動画を見ていると、たまたま瞑想を科学的に証明する動画がありました。
瞑想の熟練者の脳をMRIで観察し、どこが反応をしているのかを検証したものだったのですが、そこで分かったことは、感覚・感情を司る脳領域に変化があるのではなく、感覚・感情と主観的に関わるのか?客観的に関わるのか?の切り替えに関わる脳梁膨大後部皮質に変化があったということでした。
つまり、瞑想を続けていくことによって、自分自身の意識と客観的に関わることができているということです。
瞑想状態とは無になることではなく、覚醒しながら事実を客観的に受容し、全ての感覚を通して理解に繋げていくということ。
私はこれを見た時に、体と向き合うことはこの瞑想状態に近いのではないかな?ということに気付きました。
体はいつも自分と共にあります。
だけど意識しないと感じることができないパーツは沢山あります。
例えば、背中を感じることができる時間は一日の中でどのくらいあるでしょうか?
横になったときに凝っている部分を確認できた人は「背中が凝っているな」と意識するかもしれません。でもそれ以外で日常的に自分の背中を感じながら過ごしている人は少ないと思います。
でも背中は自分という存在と片時も離れたことはなく、常に自分と共にあったはずです。
運動をしていると、いつもは意識しなかった筋肉を意識することができます。
私が苦手とする下半身のストレッチも、いつもは意識しない腿裏に集中することで自分の一部を客観的に観察することができます。
一つ一つのパーツへ意識を向けることによって、全体的な感覚も上がってくるような気がします。
動画の中でも言っていましたが、全体的な感覚を高めることは、外部からの刺激に対して自分がどう在るべきか?どちらに進むべきか?の一つの指標になります。
頭で考えて答えが出ないことも、身体感覚を感じることで明確な答えが出ていることもあります。
人は思考する生き物です。だからこそ、上手に使わなければ思考に飲まれます。
「考えるな、感じろ」という言葉もありますが、自分が考えすぎているな、と思う時ほど身体感覚に目を向けることが大切です。
私自身、ピラティスの時間が自分の身体感覚を高める良い習慣なのだと思います。
考えすぎる人ほど適度に体を動かし、意識的に身体感覚を観察する習慣を身につけるといいのかもしれませんね。
